LTSには金属製のベアリングは使われておらず、代わりにigus社のような?樹脂製のベアリングとなっています。
これはこれで高機能なので実際問題7,8年ぐらい使っていてもヘタリはありませんでした。
しかし、発売して15年以上経ていて、これ以上乗り続けるにはそれなりの不安もあります。
そこで分解清掃しベアリングへの換装となるわけです。
この選択は全世界のLTS乗りも考えていたらしく、前世紀では代替ベアリングやブッシュなどの情報が集まらず諦めかけていたところ、2005年前後あたりからチラホラと現れてきました。
そんな中、情報や部品の総本山みたいなパーツ屋となるBetd。
2013年2月現在ではチェーンステイのピボットパーツが掲載されていないので全ピボット用パーツがそろうわけではありません。
ここの有用情報はなんといってもLTS'97以降のアッパー、BB、チェーンステイ部のピボットをバラす方法がPDFで公開されていることです。(直リンクは控えます。)
このマニュアルを参考にやってみたところ95~96年あたりのLTSにも適用できそうです。
まず、一番大きなアッパー部の分解。(マニュアルではBB部を参照)
ピボットを固定しているボルトを5mmのヘックスレンチと10mmソケットで取り除いた後にドライブ側に雌ねじがあるのでM10のボルトをねじ込みます。
取説には、このボルトを反対側から6mmの金属棒を使って叩けとありますが今回はお手製のベアリング抜き工具で取り外しました。写真のリングはオーバーサイズ用のスペーサーです。
反対側にはねじ穴がないのでドライブ側から同じ棒を使って叩けばよいとされています。
ここではエキストラクターで引き抜いてしまいました。※もちろん傷がつきます。
次にBB部。
同じ構造なので同様の対応です。
ただ、BB部には10mmのディープソケットが必須で、たたき出す場合はピボット内部にあるスリーブを傷つけないように注意が必要です。
次回は、Betdで購入したパーツを組み込みます。
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